空飛ぶ海外コメディブログ

スタンダップコメディーからシットコムまで。海外Comedyの魅力をお届けするBlog / 『力の指輪』も追っていきます。

ストリーミング配信サービスがスタンダップコメディーに与えた影響

ネットフリックスとスタンドアップコメディ

いまやスタンダップコメディーを見るとなれば、
Netflixがまずはじめに思い浮かぶほど影響力を増したストリーミング配信。

 

昔はナイトクラブでしか見れなかったスタンダップコメディ、
ストリーミング配信がどういう影響を与えたのかを語る

「How streaming changed comedy with Vulture’s Jesse David Fox」という
Recode Mediaのポッドキャスト番組のエピソードを紹介。

Recode Media: How streaming changed comedy with Vulture’s Jesse David Fox on Apple Podcasts

 

Netflixが変えたアメリカのコメディー

ポッドキャストの内容をざっくり要約。

 

・1980年代にコメディーアルバムブームが
・2009年からポッドキャストで再燃
 
・WTF 
・Comedy bangbang
・Earworm 
・Adam corlar?
 
あたりの超大御所もこの時期からやってるんだそう。
(僕もWTFとComedy bangbangはたまに聞いたりしてます)
Marc Maronは典型的なポッドキャストでビッグになったコメディアン。
 
・ポッドキャストを使ってジョークを伝えることができるようになった
 
・NYのマディソンスクエアガーデンを埋められるコメディアンは、
それまで 3人ぐらいだったのに
2009年には 12人ぐらいショーをするようになるほどの人気に。
 
ネトフリやHBOというネットワークが
コメディに投資をした影響は大きかった
 
・クリスロックなどの大物もHBOから
 
・Netflixにとってコメディースペシャルの制作費は安いしそこに投資するように
(デイブシャペルなどは例外として)
 
・コメディーセントラル 
出れることは名誉だったけど、そんなにお給料は高くなかったらしい
($2000ぐらい?)
 
・ネトフリはときにはギャラを結構だすように
これで大物をひきぬいていき、今やスペシャルに出ることが
コメディアンの一つのゴールにまでなるように。
 
・アルゴリズムの変化もコメディに影響が。
長いシリーズのあとに人々がみたくなるのはクイックなもの。
なので今まで一時間以上やってたのが30分ほどになってきてる?
 
・Netflixはコメディーをもっとネトフリ的に仕上げている
 
・YouTubeやTwitterがどうコメディーを変えてきたか
→ テキストや、ワンライナーでオーディエンスと繋がるように。
 
例えば、アジズ・アンサリが「どこでディナーを食べるべきか」をTwitterで尋ねたり。
 
 
・YouTubeを主軸に置いていたコメディアンはゆっくりしか順応できなかった
 
・これからはもっとビジュアルメディアが強くなる?
 
(ランニングしながら聞いてスマホでメモったやつなので、
ところどころあやふやかも。)

 

 

最近Saku YanagawaさんもNetflixとコメディの関係について語ってました。

 

ショー以外では、レコードでリリースして聞いてもらうのが当たり前だった。

 

1959年 グラミー賞にベストコメディーパフォーマンスという部門が設けらる
1975年 HBOが初めてテレビでのスタンドアップコメディスペシャルを放送
1991年 専門の「コメディセントラル」が誕生
2004年 ネトフリがコメディスペシャルを作成

という流れだそう。

 

ちなみに2023年に
新しいNetflixのCo-CEOになったテッド・サランドスさんは、
大のコメディーオタクだそう。

 

これからスタンダップコメディもさらに増えていくのかどうなのか。
今後も動向を見守っていこうかと。