ロードオブザリングのドラマ版@アマゾンプライム
全世界待望の『力の指輪』。
シーズン1のエピソード1を見終わった時点での感想を軽く箇条書き。
まずはネタバレなしで。
- 女性が活躍して物語がぐいぐい進んでいく.
頭もよいし、強さもあるジブリ的な感じ - キャラクター自体も女性キャラが多い
- お金をかけてるだけあって、小道具や背景、舞台セットがほんとにすごい
- 原作リスペクトはしっかりあるので指輪物語ファンの方も気に入るはず
- エルフが登場するのは裂け谷がメインだったぐらいだけど、
今回しょっちゅう出てくるので神聖な感じや特別感が薄れてしまうのが難点 - 黒人のエルフがロードオブザリングの世界にしては珍しい短髪系でかっこいい
- 子役ノーリの好奇心溢れる感じの演技がうまい
- 音楽がほんといい。場面にマッチした曲ばかり。
モンハンっぽい音楽も(特にハーフフット族のBGMとか) - 地図は地名ばかりばんばん出てくるので、
位置関係は掴みにくいかも。。 - これだけ登場人物多いのに、初見の人でも頭に入れられるぐらいの脚本・キャラクターづくりが素晴らしい。オリジナルキャラがどれも魅力的ってなかなかない。
- 4場面を切り替えながら進んでいくスタイル、海外ドラマっぽい
(映画もいわれてみればそうだったかも)
原作や映画を読んでなくても、
ストーリーとしては十分ついていけるかと。
ポリコレ、という意見を目にするけども、
もともとロードオブザリングの頃から「弱き者」が活躍するストーリーなので
いまのところ個人的には違和感なし。
原作を完全になぞる話でもないですしね。
※ここからネタバレ注意
見た方のみ読んでいただければ。
・ガラドリエルがめっちゃ強い、
男どもがついていけないぐらいぐいぐい進んでいく。
戦闘シーンはモンスターハンターみたいになってました。
・いろんな場面があらゆるカルチャーに繋がってたような。
ゼルダのブレスオブザワイルドや、モンスターハンターなどのオマージュかよ!
って思う場面がいくつもあり、
逆説的にそれらに影響をあたえたトールキンすげえ、と僕は思いながら見てました。
・エルフと人間の禁断の恋
・過去のやっかみ
・種族差別
・正しい光とは?
などあらゆるテーマをぎゅっと一時間にまとめててすごい。
「過去があっての今だ 切り離せない」と黒人エルフに言わせるところも
現実世界も絡めて考えると意味深。
ラストは流星が落ち、裸のよそびとが倒れている(ターミネーターかよ!)
と続きが気になる構成。
星のように落ちてきたよそびとは、やっぱりガンダルフなのかな?
OPの
上と下の区別がつかない時には
どの光に従えばいい?
というモノローグが最後にリフレインしてくる構成はよかった。
予想・考察。
最近の海外ドラマのトレンドとして、
敵側もそれなりの事情がある、というか敵側にも同情させるような描写が多いので、
悪は完全なる悪であることが多い指輪物語から、
少し変化を加えてくるんじゃないかと。
ファンタジーというよりも、
謎が増えていくいかにも海外ドラマらしい構成で
脚本家はそうとう頑張ったんだなぁと。
以上、力の指輪 1-1のざっくりレビューでした。
いやー面白かった!
ツイッターの評判を見ても、
なかなかいい反応じゃないかと。
「黒人エルフがポリコレではないか」
という声が多いみたいですが、
この人物自体オリジナルなキャラクターなので
僕は特にそう思わなかったですね。
(エルフの語源が白い人、というの初めて聞いたけどどうなんだろう)
ロードオブザリングやホビットの冒険を観てない方も、
まだエピソード2までしか公開されてないので
今のうちにぜひとも。
『ゲームオブスローンズ』の続編である
ハウスオブザドラゴンズに負けずに頑張ってほしいな。
Netflixでは『ストレンジャーシングス』や『コブラカイ』のように
1シーズン一挙配信のパターンが多いけれども、
こうやって毎週更新(初回のみ2エピソード)方式だと
毎回わいわいTwitterで感想や考察合戦をみて楽しめる。
この古き良き海外ドラマ感最高だな~と。
(あくまでアマゾン側の長い間登録させ続ける手法なんですが笑)
ツイッターのハッシュタグ、
#力の指輪の楽しい感想
でノイズの少ない感想ヵ読めるのでおすすめです。
今後も毎週見て軽い感想・予想を書いていこうかと。
2話の感想はこちらより。