ドラマ版の指輪物語
アマゾンプライムの『力の指輪』シーズン1が完結したので、軽く雑感＆振り返りを。
過去エピソードの感想はこちらより。
・力の指輪をみた感想 「過去の影」 (1-1) - 空飛ぶ海外コメディブログ
・『ロードオブザリング 力の指輪』をみた感想「合金」(1-8)
指輪物語の世界観にそれほど詳しいわけでもない、
一般的なロードオブザリングファンとして、
このドラマを観た率直な印象です。
※ここからネタバレ注意
見た方のみ読んでいただければ。
他の海外ドラマや小説、映画と比べて
ざっくり感想を箇条書きで。
・エピソード1/2あたりは世界観の説明が多すぎて、
たぶんロードオブザリング観てない真っ新な人には辛かったかも。
（トールキン原作の世界観が濃すぎるので仕方ないけれども）
・音楽やBGMはどれをとっても一級品。
サントラの全曲がいい海外ドラマはそうそうないよね。
・小道具、舞台セット、CGどれをとってもピカイチ。
ドワーフの街も、ヌーノメールも街の風景だけで旅したような感覚になるほど。
（ただエルフの住むところはちょっと単調に思えたかも？）
・４つぐらいの場面でそれぞれ独立した話が同時進行していくので、
見ている側として着いていきにくさはあったような。
（それぞれが重なり合うのもちょっと遅めだったのは気になった）
・地図や位置関係はドラマだけじゃつかみきれないのがちょっと不満。
予習して地図見返してなんとか、という感じ。
・流砂のOP、CG凄い「おお～」と思ってはじめは見ていたけど、
淡泊すぎて、後半になると正直なところちょっと飽きてきた。
・戦闘シーンとしては、『ロードオブザリング 二つの塔』を越えるものがない、というのが正直なところ。（映画の歴史でもトップを争うほどのアクションシーンと比べるのは酷ですが）
・(視聴者に対して)
一部分を指摘して作品全体を貶める視聴者が多すぎる。
粗でなく全体を見れるようにしたいなと思った。
・ゲームオブスローンズの続編『ハウスオブザドラゴン』と
時期的にも世界観的にも被ってしまって、ちょっと損した感は否めないかと。
・役者のハマり具合はすごい。
ノーリとアロンディア、ディザは特にお見事。
・エピソード1からエピソード8まで、
文字通り右肩上がりで魅せていったのは脚本家の功績。
世界観はしっかり確立したので、シーズン2も期待できそう。
参考までに、
海外の有名レビューサイトの「IMDb」でのレーティングは、
6.9 / 10 というまずまずな評価。
一番評価が高いのはエピソード6の8.2点。
「ロッテントマト」では、
トマトメーターの平均が85%
オーディエンススコアの平均が39%という評価。
(後者はポリコレうんぬんで荒らされている感じなので気にしなくてもいいやつ)
いろいろ書きましたが、おおむね満足でめちゃ楽しめました！
毎週金曜日に楽しみができてほんとにいい思い出ができたな、と。
あと思い浮かんだことあれば追記したいと思います。
